新型コロナウイルスを機に日本の死亡者数と死因について思うこと
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。
東京の感染者数をここ数日で増加傾向であり、日本の首都東京の封鎖も現実味を帯びてきた。
新型コロナウイルスの死者数は世界で2万人を超えたそうだ。
2万人の死者というとすごい数字のように思う。
ここで翻って日本の新型コロナウイルスに関係なく死亡者数の状況を調べてみた。
厚生労働省の人口動態統計によると日本の2019年の死亡者数は136万人である。
死因別で見ると、悪性新生物(いわゆるガン)が37万人と一位で、心疾患が20万人、老衰が11万人と続く。
そして、10位に自殺が2万人で出てくる(2019年は20,032人)。
人が1人亡くなることも本当に痛ましいことであるのに、新型コロナで世界で2万人の方が亡くなっているのだが、それとは全く別に日本国内だけで2万人もの方が自殺が原因で亡くなっているのである。
警察庁の統計によると2003年が3万4千人をピークに減少傾向である。そして自殺と言っても、経済的問題、家族問題、学校問題、うつ病含めた健康問題が絡み合い、複合的な要因であることが多いようで一筋縄ではいかないようだ。
とはいえ、この数字は見てなんとかしなければと感じてしまう。ちなみに2019年の交通事故死者数は3000人強である。
この新型コロナウイルスで事業的、雇用的、家庭的に非常に苦しい状況に陥っている方も多くいらっしゃるとは思うが、それが自殺者数の増加につながらないようにと祈っている。
こんなことを次男に夜泣きで起こされたので深夜2時に書いている。今のところ人形で一人で遊んでくれているがそろそろ飽きてまた泣き始めそうなので今日はこのあたりで終わりにしたい。